先日、「Chromeウェブストア」の日本語版がリリースされました。
「Chromeウェブストア」では、Googleが提供しているブラウザ「Chrome」上で動作するWebアプリケーションを配信できるプラットフォームです。 簡単にいうと、iPhoneアプリを配信しているiTunesのApp Storeのウェブアプリ版といったところでしょうか。
現在、3000以上のアプリが登録されているのですが、日本語アプリはまだまだ少ない状態です。
そこで、「Chromeウェブストア」を盛り上げるべく自分でも何か作ろうと思ったのですが、いきなりスクラッチで作るのは大変なので、今まで作っていたWebサービスを少し改造する方向でやりました。 今回は、以前作った「LIVEOUT Search」を、インスタントサーチ専用Chromeウェブアプリ「In-Stants」という名前で「Chromeウェブストア」で公開することにしました。
「In-Stants」は、無料の検索アプリとしてChromeにインストールしていただけます。
「Chromeウェブストア」にアプリを登録すると、専用のアプリケーションページが用意されます。 Chromeでこのアプリケーションページにアクセスし、インストールボタンをクリックするだけでブラウザ内にインストールされます。
新しいタブを開くと、インストールされたアプリケーションのアイコンが表示されますので、アイコンをクリックしてアプリケーションを起動します。 起動といっても、基本的にはブラウザ上でページが表示されるだけなのでサイトを開いているのと感覚は同じです。
アプリケーションの公開方法には「Hosted Apps」と「Packaged Apps」の2種類があります。
「Hosted Apps」の場合は、アプリケーション本体は外部サーバーに用意しておくので、アプリケーションを起動するとそのサーバーのページが表示される形式です。 これだとブックマークから開くのとあまり大差はないかもしれませんが、Chromeが用意している一部のAPIが利用できるようになるメリットはあります。
もう1つの「Packaged Apps」は、アプリケーションを構成するファイル(HTMLやJavaScript、CSS、画像ファイル)全てパッケージ化した状態(zip圧縮)で提供します。 アプリケーションはブラウザにダウンロードされた形ですので、サーバーを用意することなくアプリケーションをリリースすることができます。さらに「Hosted Apps」よりも多くのAPIが利用できるメリットもあります。
「In-Stants」では、「Packaged Apps」の形式でアプリケーションを公開しています。
どちらがよいかはアプリケーションの提供形態によりますが、Chromeにアプリケーションをインストールするという意味でいうと「Packaged Apps」の形式で提供するほうがよいのではないかと思います。 なぜなら、必要なファイルがすべてローカルに存在しているアプリケーションの起動が早く、オフラインで利用するアプリケーションを作れるからです。
アプリケーションの公開手順等については、別途ご紹介していこうと思います。
まずは、Chrome ウェブアプリに触れるという意味でも、「In-Stants」をインストールして使ってみてください。「In-Stants」の詳しい使い方は、こちら