Chrome Lifeのブログをはじめてから1年が経ちました。
おかげさまで、途中で挫折することなく記事を1年間書き続けることができました。
今では、アクセス数も安定して月間20万PVのブログに成長しました。
これも皆さんから熱い声援や叱咤激励のフィードバックのおかげだと思っております。
本当にありがとうございます。
ブログの記事を書き始めた当初は、記事を書く大変さに圧倒され、絶対に続かないだろうなと諦めムードでスタートした記憶があります。
しかし、最近では歯を磨いたりお風呂に入るのと同じように、ブログの記事を書くことが当たり前のような感覚になりました。
もちろん、疲れている時などはお風呂入るのが面倒になるのと同じで、記事を書くのも面倒くさいなと思うこともあります。 それは、人間だから仕方ないことです。
そんな時でも、諦めずに記事を書くことができました。
最初にお断りをしておきますが、筆者の性格は
三日坊主で新しいもの好きの飽き症
なので、同じような作業をずっと続けるのは大の苦手です。
ブロガーの方はマメな性格だから定期的に更新できると思われるかもしれませんが、決してそうではありません。
どうすれば継続できるかを考えながら工夫することで、実は誰でもブログを書き続けることができるのです。
今回は筆者のような三日坊主でも確実にブログを継続させるコツを「10個の鉄則」としてご紹介したいと思います。
ブログを書く上での心構えから、ネタの探し方、記事のまとめ方、公開する部分までの流れでポイントをまとめておきました。
これからブログをはじめようとしている方や、なかなか続かない方のヒントになればうれしいです。
筆者が1年間このブログで実践してきたノウハウや考えをギュッと凝縮していますが、ものすごく長文になってしまいました(汗; (時間に余裕が無い方はブックマークして後から読むことをオススメしますw)
【鉄則1】ブログを書く目的とゴールを決めよう
何のためにブログを書くのか?
この目的がしっかりしているかどうかで、ブログの質が変わってきます。
どうなれば成功なのか?
ゴールがなければ彷徨うだけで、途中で挫折してしまうでしょう。
継続するためには、この2つをきっちりと決めておくことが必要です。 (これはブログだけではなく、どんなことにでも言えますが)
筆者の場合、ブログを書く目的は「自分が知り得た技術的な情報やTipsを紹介することで、読者の方が、少しでも便利になったり効率が良くなってもらうこと」です。
目的の中にある「便利」や「効率」という言葉が、このブログで伝えたいことことにつながっています。
たとえ他のブログで同じネタが紹介されていたとしても、それをどうすれば便利になり、普段の仕事で効率良く使えるのかを分かりやすく伝えることができれば、差別化ができて読者の方の役に立つことができると信じています。
そして、このブログのゴールは、人気ブログの上位100位に入ることです。
ゴールは具体的な数値で表せるものにしておくべきです。
数値で表現することで、ゴールまであとどのぐらいなのかが認識できるようになります。現在位置が分かればやっていることが正しいのか修正すべきなのかがつかみやすくなります。
ちなみに筆者が設定している人気ブログの評価基準は、TopHatenarの全体ブックマークランキングにしています。
現状だと、353位(2012年5月末時点)なのでまだまだですねw
【鉄則2】記事として扱うテーマ・ターゲットを決めよう
なんでもかんでも書こうとはしないこと!
大手のニュースサイトなら話は別ですが、個人で書く場合のブログであればテーマ性を持つことが重要です。
オールマイティーにいろんな情報を載せてしまうと、読者は何の情報をメインで扱っているサイトなのか判断できずに、そのブログの魅力を見出すことが難しくなってしまいます。
「◯◯の情報ならこのブログを見よう」と思ってもらえるようなブログにすべきです。
筆者の場合は、ブログの名前からも想像できるように、ChromeのTipsやエクステンションなどをメインで紹介するようにしています。
もちろん、Chromeだけだと狭いので、ウェブに関連する技術やサービス、Macのアクセサリーやソフトなども紹介していますが、メインテーマの軸はChromeにしています。
記事を書くからには多くの人に何度も訪問して読んでほしいはずです。
リピーターの読者がアクセスした場合、テーマ性がしっかりしていれば、どのぐらいの質の記事で、どんな内容を扱っているブログかが予め分かっているので、安心して読むことができるのです。
誰に読んでほしいのかをイメージしておくこと!
友人・知人にだけ読んでもらうのであれば、ブログじゃなくてFacebookやmixiで十分だと思います。
やはりブログで記事を公開していくからには、多くのユーザーに読んでほしいはずです。
どのようなユーザー層を狙っていくかを明確にしておきましょう。
筆者の場合は、ITに精通していて新しいTipsなどを探している少しギークなユーザーをターゲットにしています。
なので、記事のネタ的に少しマニアックな部分もありますが、これはターゲットをはっきりしているから書けることなのです。
自分の意見を自分の声として書くこと!
あなたのブログを訪問している読者は、あなたの意見が聞きたいはずです。
一般的な意見や総評だけではなく、きっちりと所感を書くことを忘れないようにしましょう。
最新のニュースネタを記事にする場合、ニュースソースとその概要だけを載せてしまいがちですが、なぜそのネタを記事にしたのか、どこに興味を持ったのかを書けば、読者は関心を持って読んでくれるはずです。
読者は、ブログにアクセスしてくれていますが、ブログを見たいのではなく、あなたの記事が読みたいのです。
ブログの読者=あなたのファン
ファンに対してあなたのメッセージを届けるように記事を書きましょう。
【鉄則3】ネタ探しの穴場を見つけよう
継続して記事を書くためには、それなりのネタを定期的に仕入れる環境を作っておく必要があります。
テーマやターゲットにもよりますが、できるだけ他のブログで紹介されていないネタを書く方が、読者の食いつきも良いはずです。
できるだけ新鮮な情報を的確に発信するためには、
ネタが落ちていそうな場所を予め見つけておくこと!
が重要になってきます。
しかし、そう簡単に穴場が見つかるわけでもありません。
そこで、筆者が行なっている穴場探しのコツをお教えしたいと思います。(あんまり言いたくありませんがww)
実は、ものすごく簡単な方法でネタを仕入れることができます。
Google+の投稿を検索する
これで、ネタが面白いほど見つかります。
Google+には新しいもの好きの人がたまっています。
特に海外の人の投稿を見ていると日本でもあまりしられていないネタが流れてきます。
これをいち早くキャッチして記事にするのです。
Twitterだと情報が多すぎるので、Google+がちょうどいい感じの穴場なのです。
【鉄則4】一球入魂で記事に魂をこめよう
一本一本の記事に力を入れて書くべき!
記事数を増やそうと頑張って書いても1つ1つの記事の中身が中途半端では誰も読んでくれません。
それよりも、1つの記事に力を注ぎ込んだ方がメリットが高いです。
ページが大量にある方がSEOに強いと言われる時代は終わりました。
量よりも質を重要視する傾向にあります。
記事の質が高ければ、シェアされる確立がグンと高くなります。そうすれば被リンクが増えることにつながるので効果が望めます。
それと、もう1つのポイントは記事のボリュームが大きいとブックマークされやすいということです。
それなりに有用な記事でボリュームがあるものに関しては、あとでじっくり読みたいためにソーシャルブックマークやあとで読むサービスに登録される傾向があります。
ブックマーク数が集まり、はてなブックマークの注目の記事にエントリーされると一時的ではありますが、爆発的にアクセス数が伸びます。
魂を込めて記事を書くには、原稿を考えるだけでなく、文章の組み立て方を考え、写真などを準備しなければいけないので、1つの記事を書くのに時間がかかってしまいます。
それでも、中身が薄いものを大量生産するよりも、1つ1つ丁寧に書き上げた記事の方が何倍も評価されるはずです。
それと、記事の中身と同じぐらい重要なのがタイトルです。
記事のタイトルの付け方については、以前まとめた本当は教えたくないSEO!アクセス数が20倍になったブログタイトル32文字の法則を参考してみてください。
【鉄則5】読みやすいページデザインと構成にしよう
すっきりしたレイアウトで記事が読みやすいデザインにする!
デザイナーでない人は、ついついデザインがおろそかになってしまいがちですが、いくら文章が良くても見た目が悪く、読みにくい状態では読者が逃げてしまいます。
背景や文字のコントラスト、バランスが悪いページは文章を読むと疲れてしまいます。
せっかく訪問してもらったのですから、気持よく読んでもらうべきです。
もちろんプロのデザイナーでない方も多いので、本格的にデザインすることはできないと思います。
筆者もデザイナーではないので、このブログもそんなにデザインされているわけではありません。
しかし、全体的なバランスとレイアウトを調整するだけで、読みやすいデザインのページに近づけることができます。
WordPressを使う場合はフリーのテンプレートの中からできるだけシンプルですっきりしたものをチョイスし、少しバランスを整えるだけで大丈夫です。
他のサイトやブログのデザインを参考にして、どのぐらいの文字サイズで行間や画像の大きさなどのバランスを調べていくと共通点が見えてくると思うので、デザイン的な目線で観察してみるとよいでしょう。
見た目のデザイン以外に文章の構成も注意が必要です。
文章の書き方、話の流れに一貫性を持たせること!
記事によって書き方がバラバラだと、読んでいる人に伝わりにくくなってしまいます。
例えば、「です・ます調」なのか「で・ある調」なのか、「筆者」なのか「私」なのかを決めておきましょう。
筆者が決めたルールの中には、「強調したい部分は赤字で文字を大きくする」や「締めの言葉は、それでは、また!に統一する」などがあります。
細かいことかもしれませんが、こういったルールを決めておくことで、統一した文章を書くことができるのです。
もう1つ内部リンクに関しても手動で記事の本文中に貼るようにしています。WordPressのプラグインで関連記事を表示するようにしてはいますが、自分の目で見て関連しそうな記事同士をつなげて導線をきっちり作る方が効果がありました。この辺も手を抜かずにやることが大事だと思います。
【鉄則6】記事の更新頻度と更新タイミングを決めよう
無理な更新頻度は設定はしないこと!
ブログを書こうと意気込んでいる人で挫折するパターンは、毎日更新しようと無理な設定をしてしまい、途中で糸が切れてしまうパターンです。
最初は、ネタがたくさんあって意欲も十分なので良いのですが、それを継続するのは至難の業です。
それよりも、自分が更新できそうな無理のないペースを設定すべきです。
筆者の場合、最低でも1週間に1回は更新すると決めています。
毎週1本だけなので、忙しい時でもなんとか書くことができます。
鉄則4でも紹介したように、一本一本の記事に力を入れて書くには、更新頻度が高ければ大変です。
もちろん、アルファーブロガーやライターの方であれば短時間で濃い内容の記事をポンポン書くことができるかもしれませんが、筆者のような普通の人はそんなことができません。
週に1回頑張って書く!それだけでも1年間続ければ50本の記事を書くことができるのです。
更新するタイミングを決めてリズムをつける!
例えば、毎週火曜日の午前中に記事をアップするなど、タイミングが分かっているとネタの仕込みからライティングの時間も考慮して進めることができます。
更新頻度がパターンかされていると読者もそれに合わせてチェックしれくれるようになります。(RSSのフィードを購読してもらえれば一番うれしいんですけどね)
【鉄則7】ソーシャルメディアで宣伝してシェアしてもらおう
書いた記事はきっちりと宣伝すること!
せっかく書いた記事ですから、早く読者に読んでほしいですよね。
読者に宣伝する方法を確立しておきましょう。
宣伝するにはソーシャルメディアが最も適しています。
筆者が利用しているのは、Twitter、Facebook、Google+の3つを併用しています。
- Twitterは、個人アカウントでツイートしています。
- Facebookの場合は、Facebookページを作ってそこで更新内容を投稿をしています。
- Google+の場合も同様にGoogle+ページで流すようにしています。
しかし、最初の段階ではファンもいない状態ですので、ブログの中できっちりとソーシャルメディアへの誘導(ファン登録の入り口)を作っておきましょう。
記事下に誘導ボタンを設けておくと効果的です。
記事を読んだ後に次のアクションとして登録してもらうのが自然の流れです。
登録とは別にシェアボタンは記事の上(ファーストビュー)にある方が効果的です。
シェアボタンの場合、どれだけのユーザーが支持しているか(いいね!している)を数字で判断できるので、この記事が人気があるかどうかが一目で分かります。
本ブログの場合、ソーシャルメディアからの流入は、全体の12%あります。 記事を公開したタイミングでは、半分以上のトラフィックがソーシャルメディア経由になることもあります。
ソーシャルメディアはリアルタイム性が高いので、話題になれば一瞬で大量のアクセスを生み出すことも可能なので、きっちりとファンを増やして宣伝することが重要です。
ソーシャルメディアのブログパーツの配置方法は、以前まとめた今流のブログに習う!ソーシャル時代のブログパーツと外部サービスまとめの記事を参考にしてください。
【鉄則8】読者の声に耳を傾けよう
一人で記事を書いていると、内容がうまく伝わったのか、表現方法に問題がなかったかなどが分かりません。
ソーシャルメディアのコメントをウォッチすること!
読者は記事を読んだ感想をソーシャルメディアを使ってシェアすることが多くあります。
このシェアされた内容を見て、どんな受け止められ方をされているのかをチェックしておきましょう。
うれしいコメントもあれば、中にはヤジのようなネガティブなコメントもあります。
しかし、これらを総合的に見て、記事の書き方などで気をつけなければいけないことはないかフィードバックしていきましょう。
そうすれば、自然と記事の質も高くなり、うれしい声も増えてくることにつながります。
【鉄則9】アクセス解析をきっちり行おう
日々の成長度合いを数値で把握すること!
鉄則1でゴールを決めたと思いますが、そのゴールに近づいているかを知る必要があります。
1つの指標がアクセス数や訪問者数です。
どれだけの人が記事を読んでくれているのか、どの記事が人気なのかなどの傾向を分析することが重要です。
そのためには、アクセス解析ツールを使って、自分のブログの状況を把握していきましょう。
筆者は、Google Analyticsを使ってアクセス解析しています。
Analyticsであれば、リーピーターの比率や、流入元、検索キーワード、コンテンツ別のアクセス数などを分析することができます。
これらを使って、アクセス数増減の原因を突き止めたり、テストした結果アクセス数にどう影響したのかを確認していきます。
その他のアクセス解析ツールとして、Clickyを使っています。
Clickyを使えば、リアルタイムのアクセス状況を確認することができます。
ソーシャルメディアのどの部分で反応があったのかを瞬時に把握することで、話題がどこで発生して、どういった影響があるのかなどを知ることができます。
たかがブログですが、分析すると見えてくることがたくさんあります。
【鉄則10】広告収入でモチベーションを維持しよう
頑張ったらご褒美が欲しい!
そう思うのは当然です。ご褒美をもらえると頑張れるものです。
ブログを継続していくためには、このようなモチベーションをうまく維持しながら続けていく必要があります。
ブログの場合は、アフィリエイト広告を貼ることでご褒美を得ることができます。
筆者の場合は、Google AdsenseとAmazonアソシエイトを使っています。
これからブログをはじめる方の場合、どれぐらいの収益が得られるのかピンとこないと思うので、簡単に規模感をお伝えしておきます。
ブログのテーマや表示される広告などによってCTRが変わってきますが、筆者の経験上、目安として下記の金額ぐらいの収益を上げることは可能です。
月間アクセス数 × 0.1円
例えば、月間100万PVのアクセスがあった場合、10万円ぐらいの広告収入は可能な範囲です。 (とはいっても、月間100万PVもあるブログは、すごい人気ブログですので、なかなかここまでは難しいのが現状ですがw)
もちろん広告の貼り方にも工夫が必要なので、人気のブログを参考にしてどの辺に広告を貼るのが効果的かいろいろとテストしていく必要はあります。
Adsenseを使う場合は、広告ユニット毎にカスタムチャンネルを割り当てておくと、効果測定がしやすくなります。
Amazonアソシエイトでは、AZLinkのブックマークレットを使ってアフィリエイト用のタグを毎回取得しています。記事のテーマにあった書籍を手動でピックアップする方が効果が高いです。
効果的なアフィリエイトの貼り方については、以前まとめた誰も教えてくれないアフィリエイトで稼ぐ大原則!3ヶ月で収入が25倍になった「どじょうアフィリエイト術」を参考にしてみてください。
まとめ
今回は、「ブログを継続させるための10の鉄則」ということで筆者が1年間実践して見つけたノウハウを凝縮してご紹介しました。
- 【鉄則1】ブログを書く目的とゴールを決めよう
- 【鉄則2】記事として扱うテーマ・ターゲットを決めよう
- 【鉄則3】ネタ探しの穴場を見つけよう
- 【鉄則4】一球入魂で記事に魂をこめよう
- 【鉄則5】読みやすいページデザインと構成にしよう
- 【鉄則6】記事の更新頻度と更新タイミングを決めよう
- 【鉄則7】ソーシャルメディアで宣伝してシェアしてもらおう
- 【鉄則8】読者の声に耳を傾けよう
- 【鉄則9】アクセス解析をきっちり行おう
- 【鉄則10】広告収入でモチベーションを維持しよう
ブログだけに限らず、ウェブでサイトを運営するためには同じ鉄則が当てはまると思います。
もちろん、ここではご紹介しきれなかったこともたくさんありますが、1つでも皆さんのヒントになればうれしいです。
ブロガーの方であれば、それぞれ自分なりのポリシーや鉄則があると思うので、そういった情報をシェアしあえると、ブログも発展していくんじゃないかなと思います。
最後に、ひとこと
ブログを楽しんで書きましょう!
そうすれば、結果は後からついてくると思いますよ。
それでは、また!