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ウェブマスターが知っておくべき競合サイト分析手法!SEOの前にやるべきこと

サイトを運営していると、競合サイトの動向が気になってきますよね。

・競合サイトと比べて、アクセス数はどれぐらい違うのか? ・ターゲットのユーザー層(年齢・性別)は似通っているか? ・競合サイトは、SEOでどういったキーワードを狙っているのか?

これらのことが分かれば、自分のサイトの改善点も見えてきます。

敵を知り、己を知れば百戦危うからず

サイト運営は戦ではありませんが、競合がいるのも確かです。

競合相手となるサイトの実力を分析し、自分のサイトを客観的に判断する必要があります。

そこで今回は、あなたのサイトの競合はどこなのかを簡単に調べる方法をご紹介したいと思います。

サイトオーナーや、ウェブディレクター、マーケティング部門の方はヒントになると思うので是非、チェックしてみてください。

競合サイトがどこかを調べる

まずは、競合サイトはどこなのかを調べる必要があります。

SEO的に考えると、狙っているキーワードで検索して上位表示されるサイトが競合サイトにあたりますが、それだけではありません。

あなたのサイトを訪問しているユーザーは、他のよく似たサイトにも訪問しているはずです。

ユーザーの傾向を見て、競合となるサイトを知ることが必要です。

そんな時に便利なのが、DoubleClick Ad Plannerです。

DoubleClick Ad Plannerを使えば、指定したサイトのトラフィックやユーザー層などを分析することができます。

まず、DoubleClick Ad Plannerにアクセスして、自分のサイトのドメインを入力し、対象の国を選択します。

Chrome Lifeを分析した結果、下記の情報が分かりました。

項目 名称 分析結果
Traffic statistics サイトのトラフィック 実際のAnalyticsのデータを比較すると、大きなズレがありました。AnalyticsやGoogleツールバーの情報から集計されているようですが、参考程度の数字として考える方がよさそうです。ただし、競合サイトと比較する際には規模感はつかめると思うので有効だと思います。例えば、競合サイトは3倍のトラフィックがあるなど。
Age 訪問者の年齢層 最も多いのが35〜44歳で54%、次は45〜54歳で28%となりました。あまり若い人には見られていないといった結果です。
Education 訪問者の学歴 イマイチ見方がよくわかりませんorz
Gender 訪問者の性別 男性が圧倒的に多く82%でした。技術ネタなのでしかたないかなw
Household income 訪問者の世帯収入 なぜ、こんな情報まで分かるのだろう?と疑問に思いますが、年収300〜500万の人が58%と最も多く、1000万以上の人が8%もいたことにビックリしました。
Sites also visited 競合サイト 訪問者の傾向が似ているサイトを10件表示してくれています。ここに表示されているのが、競合サイトですのであとで分析していきます。
Audience Interests 訪問者の興味 サイトのテーマと訪問者の興味がマッチしているかチェックしてみましょう。開発ツール、Macに興味があるユーザーなので期待通りでした。
Keywords searched for 検索キーワード 圧倒的にmacbook airのキーワードが強いようです。Google+が出ていないのが残念です。

まずは、己を知るということで、あなたのサイトの訪問者がどういった傾向なのかが見えてきたと思います。

競合サイトのアクセス数やユーザー層をチェックする

先程の、Sites also visitedの部分が競合サイトのドメインです。

Chrome Lifeでは、下記のサイトが競合サイトと判定されました。

Stocker.jp Webデザイン・Webサービス・Webデザインレッスンなどを行うStocker.jpのポートフォリオ 【競合分析】
Over the Vertex of Technology by 朝山貴生 Google+(グーグルプラス)最新情報 Over + Vertex + Technology = Overtex 【競合分析】
○○だけど何か質問ある?beta ○○だけど何か質問ある?形式のQ&Aに特化したサービス 【競合分析】
Mashable – The Social Media Guide Social Media News and Web Tips 【競合分析】
iTea3.0 MacBookAir,iPhone,iPadなどのApple製品、クラウド、ソーシャルサービスの便利な使い方、ダイエット日記など 【競合分析】
男子ハック 眼鏡男子×ガジェット×ライフハック 【競合分析】
Publickey Enterprise ITに軸足を置き、新たにIT業界を変えつつあるクラウドコンピューティングHTML5など最新の話題を、ブロガー独自の分析を交え、充実した記事で紹介するブログ 【競合分析】
Landerblue 実際に売り上げを上げる、ECコンサルティングとサイト構築 【競合分析】
SEO Japan by アイオイクス 日本初の検索エンジンマーケティング情報ポータル 【競合分析】

サイトの規模や、テーマを見てもChrome Lifeに近い競合サイトであると思えます。

もちろんトラフィックでは筆者のブログなど足元にもおよばないほど有名なサイトばかりなのですが、それでも競合相手が分かっただけでも大きな収穫です。

サイトの構造や、更新頻度、記事の書き方、着目点など学ぶことはたくさんあります。

敵を知れば、何をすればよいか見えてくるでしょう。

競合サイトは、RSSで購読して動向をウォッチしておくようにしましょう。

競合サイトのSEOの実力診断をする

DoubleClick Ad Plannerでは、競合サイトのユーザー層は分析できるのですが、SEO的にどうかという部分までは分かりません。

そこで、SEOツールと組み合わせることで、競合サイトのSEOの実力診断も行えます。

おすすめのSEOツールは「SEOチェキ」です。

SEOチェキを使えば、下記の項目をチェックすることができます。

SEOの最適度を診断するには、「SEO TOOLS の VERSUS」がおすすめです!

VERSUSでは、競合サイトと比較しながら、検索順位、Googleページランクトラフィックランキング、インデックス数、被リンク数、カテゴリ登録、キーワード率、強調タグ、ドメイン取得年月日、総合評価のレポートを表示してくれるのでとても重宝します。

まとめ

DoubleClick Ad Plannerを使うことで下記の分析が行えます。

  • サイトのトラフィック
  • 訪問者の年齢層
  • 訪問者の学歴
  • 訪問者の性別
  • 訪問者の世帯収入
  • 競合サイト
  • 訪問者の興味
  • 検索キーワード

訪問者の傾向が似ているサイトは、あなたの競合サイトに近い存在です。

敵が誰かを把握する!

そして自分のサイトと比較して、何が違うのかを分析し、対策していきましょう。

まだやらなければいけないことが、たくさんあると気づくはずです。

それは、ユーザーインターフェースや細かな部分のデザインかもしれません。

Analyticsなどのアクセス解析ツールでは、自分のサイトの状況は分かりますが、競合サイトまでは分析できません。

やみくもにSEOを行うのではなく、敵を知り、己を知ることで、本来のSEOでやるべきことが見えてくるはずです。

みなさんのアクセスアップのヒントになればうれしいです。

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それでは、また!