先日リリースされたiOS5.1ですが、皆さんは無事アップデートできたでしょうか?
筆者は、リリース当日は混み合っていたせいなのか分かりませんが、アップデートできずに翌日ようやくアップデートできました。
今回のアップデートでは、Siriが日本語対応したということで多くの方が試されたと思います。
最初は、面白半分でいろいろ話しかけてはみたのですが、実用的に使えそうな部分はあまりありませんでした。
筆者の感想は
音声の認識率は高めだが、音声合成がヒドすぎる!
と感じました。
英語の場合の音声合成は良かったみたいですが、日本語はとても気持ち悪い機械音声なので使う気になりませんでした。
しかし、音声の認識率は優秀な方だと思います。
このSiriを導入したことで、テキストの入力がキーボードだけでなく音声でも入力できるようになっています。
この機能を見た時に、音声でいろいろ指示ができると面白いんじゃないかなと思い、昨日サクっと作ってみました。
そこで今回は筆者が作った、iPhoneに搭載されているSiriの音声入力を使ってWebサービスを起動するコマンドランチャー「Siriランチャー」をご紹介したいと思います。
iPhoneに向かって話すだけで、価格を調べたり、Amazonで本を検索したり、食べログでお店を探したり、近くのコンビニを探すことができます。
作ってみて分かったのですが、
音声コマンドによる操作は驚くほど便利です!
Siriランチャーのデモ動画も用意したので、こちらを見てもらえると便利さが分かってもらえると思います。
Siriランチャー使い方
iPhoneのSafariで「Siriランチャー」にアクセスします。
テキストボックスをタップして、日本語キーボードを表示した状態で音声入力ボタンをタップします。
音声でコマンドを入力します。例えば、「近くのコンビニ」としゃべります。
自動的にGoogleマップが開いて、現在地から最も近いコンビニまでの経路を表示します。
コマンドによって様々なことが実行できます。
Siriランチャーのコマンド
◯◯の本 | Amazonで本を検索します。 |
---|---|
◯◯の地図 | Googleマップで検索します。 |
◯◯の画像 | Google画像検索を行います。 |
◯◯の翻訳 | Google翻訳で翻訳します。 |
◯◯が食べたい | 食べログでお店を検索します。 |
◯◯で◯◯が食べたい | 場所を指定して食べログでお店を検索します。 |
◯◯が欲しい | 楽天で商品を検索します。 |
◯◯のレシピ | クックパッドでレシピを検索します。 |
◯◯の動画 | Youtubeで動画を検索します。 |
◯◯をつぶやく | twitterでつぶやきます。 |
近くの◯◯ | Googleマップで目的地までの経路を検索します。 |
「◯◯のおもちゃ」[NEW] | Amazonでおもちゃを検索します。 |
「◯◯のゲーム」[NEW] | Amazonでゲームを検索します。 |
「◯◯のDVD」[NEW] | AmazonでDVDを検索します。 |
「◯◯から◯◯までの路線」[NEW] | Yahoo!で路線を検索します。 |
「◯◯から◯◯までの終電」[NEW] | Yahoo!で終電を検索します。 |
「◯◯駅の時刻表」[NEW] | Yahoo!で駅の時刻表を検索します。 |
「◯◯について」[NEW] | Yahoo!で辞書を検索します。 |
「◯◯のニュース」[NEW] | Yahoo!でニュースを検索します。 |
「今日の星占い」[NEW] | Yahoo!の星占いを表示します。 |
「◯◯のまとめ」[NEW] | NAVERまとめで検索します。 |
ヘルプ | Siriランチャーのヘルプを開きます。 |
※その他 | Googleでウェブ検索します。 |
助詞の部分は、違う呼び方でも認識します。 例えば、「◯◯が食べたい」ではなく「◯◯を食べたい」でも動作するようになっています。
まとめ
「Siriランチャー」を使えば、音声だけでWebサービスを簡単に呼び出すことができます。
Siriは、音声認識率が高いのでその部分を有効に使うと面白いアプリやサービスが作れます。
今回のSiriランチャーの種明かしをすると、テキストボックスを監視してテキストが入力(音声が変換)された時に、そのテキストから関連するWebサービスのURLを開いているだけの単純なものです。
数行のJavaScriptだけこれぐらいのことができたので、アイデア次第ではもっとすごいものが作れると思いますよ。
デベロッパーの方はSiriの音声入力を利用したアプリやサービスを作ってみてはいかがでしょうか?
それでは、また!