Kinectは、カラダ全体をコントローラー代わりにできるXbox用のセンサーです。
開発者の中には、Kinectのセンサーを使ってプログラミングする人もいるぐらい人気のインターフェースになっています。
しかし、筆者のようにKinectを持っていない人は、手軽に試すことができません。
そこで今回ご紹介するのが、WebRTCを使って顔をコントローラー代わりにして遊ぶKinect風ゲーム「FaceKat」です。
「FaceKat」は、パソコンについているウェブカメラを利用して、その映像をブラウザのWebRTC機能を使って取り込み、顔認識で機体を操作するゲームです。
FaceKatのプレイムービー
Chrome+ウェブカメラで顔がコントローラーになる!
WebRTCの機能を使うには、最新のChromeを起動してURLに「chrome://flags」を入力し、MediaStreamを有効にします。 有効後はChromeの再起動が必要です。(筆者は、MacBook Airで試しています。Windowsで動作するかは確認していません)
「FaceKat」にアクセスすると、カメラへのアクセス許可が聞かれるので「許可」ボタンをクリックします。
これで、カメラの映像がブラウザ上に表示されます。中央のSTARTボタンをクリックするとゲームが始まります。
顔を上下左右に動かすことで機体の向きが変わります。 ゲームは単純で丸い物体に接触しないように進んでいくだけです。飛行スピードは徐々に早くなっていきます。
丸い物体に衝突すると画面がオレンジ色に点滅します。3回衝突するとゲームオーバーです。
WebRTCを使えば、こういったカラダの一部を使ったセンサーアプリやゲームなどが作れるようになります。
まだChromeの中ではWebRTCが試験的機能なのでデフォルトで有効になってはいませんが、これが有効になるといろんなインターフェースのアプリが登場しそうですね!
近未来的なインターフェース
をいち早く試してみたい方は、「FaceKat」を是非チェックしてみてください。
くれぐれも仕事中にやらないようにしてくださいね。頭を振りまくるのでかなり怪しまれますww
【追記】
いろいろ調べていると、FaceKatの元になっているのが「FastKat」というゲームです。 こちらは、マウスで操作するタイプなので、ウェブカメラが無い人はこちらで遊べますよ。
続編の「FastKat2」というのもあって、こっちはよりリアルになっています。 どちらもスピード感があって、面白いゲームですので、一度遊んでみてください。
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それでは、また!