7月時点でChromeのブラウザシェアが20%を超えたというニュースをお知らせしました。
この時には、Firefoxを抜くのが2012年4月と予想していました。
その予想をはるかに超える勢いでChromeのシェアが伸び、ついに2011年10月16日時点でFirefoxを抜いて
Chromeがブラウザシェア2位になりました!
ブラウザシェア解析のデータ元は、ウェブアクセス分析を行っている「StatCounter」によるもので、詳しくはこちらのグラフを参照してください。
2011年10月16日時点での各ブラウザのシェア率は下記のような数値になっています。
順位 | ブラウザ | シェア率 |
---|---|---|
1位 | Internet Explorer | 38.89% |
2位 | Chrome | 26.22% |
3位 | Firefox | 26.16% |
4位 | Safari | 6.13% |
5位 | Opera | 1.85% |
6位 | Other | 0.74% |
ワールドワイドなデータなので、日本でのブラウザシェアは異なりますが、世界第2位のブラウザとなったChromeの成長は素晴らしいことだと思います。
Chromeがシェアを伸ばし続けている要因は、トピックスとしてGoogle+が影響しているのではないかと思われます。
Google+が正式リリースされ、利用者の増加率も他のソーシャルネットワークと比べものにならないほど急激に増えてきています。
もちろんGoogle+を利用する上でブラウザは特に関係無いのですが、やはりGoogle+を活用するためにはChromeのエクステンション(拡張機能)が便利なので、ブラウザを乗り換える要因になってもおかしくありません。
他のブラウザと異なり、Googleの場合はウェブの検索やサービスを提供しているので、そのサービスが便利に使えるようにブラウザを最適化することで、サービス利用者のブラウザを切り替えていく戦略も考えられます。
そんな結果が、近い将来現実のものになるかもしれません。
現状では、Internet Explorerがシェアトップなのですが、これはOSとしてWindowsを利用しているユーザーが多いからです。 しかし、OSのシェアに関してはMacが順調にシェアを伸ばしてきています。
Windows XPがシェア50%を切る、Mac OS XとiOSはシェア増 - 7月OSシェア | エンタープライズ | マイコミジャーナル
Macのシェアがこのまま伸びると、Internet Explorerのシェアが落ちてくることは確実です。
もちろん、企業でのIE利用率は高いので、なかなか一気に変化するとは考えられませんが、それでもIEがトップでありつづけるのは非常に厳しくなってきたと言えるでしょう。
筆者が、今後のブラウザシェアを独自に予測してみました。
ブラウザシェア予測のグラフは、「StatCounter」のデータを元に伸び率と傾向から算出しています。
予測結果では、ChromeがIEを抜いてシェアトップになるXデーは、
7ヶ月後の2012年5月17日
となりました。
あくまでも予想ですので、必ずこうなるとは限りませんが、それでもChromeがこのままシェアを伸ばせば、シェアトップになる可能性は高いと思います。
ひとまず、シェア2位になったChromeに対して
「おめでとう!」
と言わせてください。
これからのブラウザシェアがますます気になりますね。
ちなみに日本のブラウザシェアを調べてみたところ、IE独占の傾向はまだまだ高いようですね。
日本でもFirefoxを抜くのは時間の問題だと思います。
しかし驚くべきことに、日本のIEシェアは55%もありました。 やはり、日本企業が保守的でIEしかダメ!みたいなことになっているのが原因なのかもしれませんね。
日本でのシェアトップは、かなり時間がかかりそうですね(^^;
【追記】 クールでカッコいいChromeテーマを見つけました!こちらも合わせてチェックしてみてください。 MacユーザーにオススメのChromeテーマ「Mac OS X Simple Theme」がクールでカッコいい!
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それでは、また!