Googleが提唱している未来の画像フォーマット「WebP」が、圧縮アルゴリズムを改善してJPEGに比べて25~34%程度ファイルサイズを小さくできるようになったそうです。
さらに、画像をダウンロードしながら段階的にデコードする機能も追加されたそうなので、画像のローディングが体感的に早く感じれるのではないかと思います。(インターレースGIFのようなものかな)
「WebP」が対応しているブラウザは、現在、ChromeとOperaだけだが、GmailやPicasaでも正式にサポートするようになったので、少なくともGoogleのプロダクトしてはデファクトの画像フォーマットにしていくのではないでしょうか。
サイトのパフォーマンスをあげるために画像サイズを小さくすることは効果的であることは確かです。
画像の鮮明さは変わらずに圧縮率が高いのであれば、Chrome向けだとしてもWebPを使うという選択肢もありだと思います。
WebPのギャラリーサイトでJPEGとの比較が確認できます。
画像ファイルを「WebP」形式に変換する方法
- Downloadページで「Precompiled WebP utilities and library」をダウンロードします。Windows、Linux、Mac OS X用がそれぞれ用意されています。
- ファイルを解凍して、コマンドラインから下記のようにしてWebP形式にファイルを変換します。 >cwebp -q 80 sample.png -o sample.webp
- 例では、sample.pngを80%のクオリティで圧縮してsample.webpで保存しています。手元にあるファイルでは、115KBのPNGファイルが、94KBのWebPファイルに圧縮できました。
- オプションを指定すれば変換後のファイルサイズなども指定することもできます。
- 作成したWebPファイルをChromeにドラッグすると画像が表示されます。