まだ実験段階ですが、GoogleはFacebookに対抗して独自の「いいね」機能として“+1(プラスワン)”が利用できるようになったと発表しました。
今回の「+1」の機能は、Googleとしてソーシャルな要素を取り込んでいき、検索結果や広告などの評価につなげていこうと考えているので、その第一歩でしょう。
このブログでも、早速「+1ボタン」を設置してみたので、その手順と設置してみて分かったことを紹介します。
「+1ボタン」設置方法
サイトに「+1ボタン」を設置するためのHTMLコードを取得します。
Google +1 をウェブサイトに公開にアクセスして、ボタンのサイズや言語を選ぶと、HTMLコードが表示されます。
詳細オプションとして、「カウンターを表示」「表示するタイミング」「JS コールバック関数」「+1 の対象とする URL」も設定できます。
HTMLコードは2つのブロックに分かれています。 1つめは、head要素内に貼り付けるコードです。
<script type="text/javascript" src="http://apis.google.com/js/plusone.js"> {lang: 'ja'} </script>
2つめは、実際に「+1ボタン」を表示したい場所に貼り付けるコードです。
<g:plusone size="small"></g:plusone>
size=“small"の部分は、ボタンの大きさを指定する属性です。 その他のオプション属性は、Google codeのページで詳しく説明されていますので確認してみてください。
サイトには、こんな感じで「+1ボタン」が表示されます。
「+1」を付けてみる
「+1ボタン」を押すと、Googleアカウントへのログイン画面が表示されます。
ログインすると確認画面が表示されるので、「確認して+1を付ける」ボタンを押します。(確認画面は最初の1回だけしか表示されないみたいです)
これで、+1を付けたことになり、サイトに+1のカウントがアップされていると思います。
もう一度ボタンを押すと、+1を解除することができます。
ただし、1つだけ問題がありました。 それは、Google Appsアカウントでログインしている場合は、「+1」を付けられないということです。
調べてみると、「+1」の情報は、Googleプロフィールにつながっているみたいで、Google AppsアカウントではまだGoogleプロフィールが使えないからでした。
「+1」を付けたサイトを確認する
「+1」を付けたサイトは、Googleプロフィールのページで確認することができます。
Googleプロフィールの中で「+1's」のリンクを押すと自分が「+1」を付けたサイトの一覧が表示されます。
この一覧は、公開されているので、僕の一覧もここで確認できます。
このままだと、プロフィールでしか確認できないのであまり効果がありません。 Googleが目指しているのは検索結果の評価として「+1」の情報をフィードバックすることです。
現在は、実験段階なのですが検索結果に「+1」の情報を表示することができます。
Google LABS の Experimental searchにアクセスします。
+1 buttonの「Join this experiment」ボタンをクリックして有効にします。
Google Englishで検索すると、検索結果に「+1」ボタンが表示されます。既に「+1」が付けられたサイトには、誰が付けているかも表示されています。
「+1」を設置してみて分かったこと
やはり、現状では日本のGoogle検索結果に表示されないので、効果は無いように思えます。
しかし、「+1」の結果が日本でも表示されるようになったときに、あわててボタンを設置しても、すぐに「+1」を集めることは難しいので、今からでも「+1ボタン」を設置しておくほうが良いと思います。
Facebookの「いいね」が流行ったように、友人が薦めているサイトは見てみようという意識が高くなります。 ソーシャルな要素は今後のGoogleを支えていく要素になっていくのではないでしょうか。
みなさんも、是非「+1ボタン」設置してみてください。
「Google +1についてのビデオ」で仕組みが理解できます。