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本当は教えたくないSEO!アクセス数が20倍になったブログタイトル32文字の法則

このブログの最初の記事が5月23日でした。それから約2ヶ月半コツコツ更新を続けてきました。 まだ立ち上げて間もない状況ですが、このブログに驚くべき変化が訪れました。

「一気にアクセス数が20倍になった」

Chrome Lifeでは、だいたい1週間で平均3つの記事を書いています。 毎日更新はしていないので、アクセス数の推移はAnalyticsを使って1週間単位で見るようにしています。

アクセス数を見てみると、5月、6月は、1週間で2,000から3,000PVぐらいだったのですが、7月になって一気に週間PVが76,000を超えていました。

これほどまでに急激にアクセス数がアップして自分でも正直驚いています。

しかし、何もせずにアクセス数が伸びたわけではありません。 それなりに試行錯誤の結果、ブログタイトルにある工夫をすることで飛躍的にアクセス数をアップすることができるようになりました。

ブロガーにとっては、「タイトル重要」という言葉は、耳にタコができるぐらいと聞かされていると思います。 実際に、タイトル1つでアクセス数が何倍も変わったりすることもあります。

しかし、実際にどのようなタイトルをつければいいのか?

今までいろいろな形でアルファーブロガーの方がまとめてくれています。

これらを読めば、タイトルの重要性とキャッチーなタイトルの作り方が分かり、アクセスアップにつながりそうです。 筆者も、ブログを初めてからこれらを参考に、キャッチーなワードを散りばめながら、いろいろ試してみたのですがなかなか効果がでませんでした。

そこで、自分なりにどうすれば、読者に自分のメッセージが伝わるかを考えた結果

「ブログタイトル32文字の法則」

というのを見つけました。

SEO的には、本当はあまり教えたくはないのですがw 少しでもアクセスアップのヒントになればと思い、ご紹介することにしました。

アクセス数がアップする流れ

実際にアクセス数が劇的にアップした記事は、下記のエントリーです。

3つのエントリー全てに、はてなブックマークが500以上ついています。

アクセス数アップの鍵はソーシャルの力であることは確かです。 時系列に見ていくと次のようなアクションでアクセス数が増えていきました。

(1)主要なソーシャルネットワークTwitterFacebookGoogle+など)を利用して、フォロワーに発信
(2)フォロワーがシェア(共有・RT)して拡散
(3)ソーシャルブックマークが増える
(4)ホットエントリーに入り、RSSやボットなどでさらに拡散
(5)インフルエンサーソーシャルネットワークでシェア
  【(1)から(5)がループしてさらに拡大】

この流れで最も重要なのが、(2)と(4)で拡散してもらうことです。 ここで拡散してもらわなければ次につながっていかず流れが止まってしまいます。

アルファーブロガーの人たちには固定読者がいるので、(1)から(2)の流れにのる確率は高いです。 特に有名ブログの場合は、読者も「このブログは良記事が多い」と認識しているので、シェアやブックマークしようという意識が起こりやすくなります。

しかし、筆者のようにブログを立ち上げたばかりの無名ブログの場合は、固定読者やフォロワーが少なく信頼度も低いので、なかなか拡散してもらうのが難しくなります。

そこで重要になってくるのが、”タイトル”です。 パッと見て「気になるから読みたい」と思わせなくてはいけません。

だらだらと長いタイトルでは一瞬で惹きつけることができません。

どのくらいの文字数が適切か?

ソーシャルネットワークで一番表示できる文字数が短いもので考えるのがベストです。 先程の流れで出てきたものの中で最も短いのは「はてなブックマーク」です。

はてなブックマークの新着や人気エントリーに表示された場合、タイトルの先頭から全角32文字ぐらいが表示されます。 あふれた部分は、…となってカットされてしまいます。

いくら重要なワードをタイトルに含めていても、カットされてしまっては意味がありません。

「伝えたいワードは32文字以内に含めるようにしましょう」

32文字の中でワードをどう組み立てるか?

「ブログタイトル32文字の法則」では、32文字のタイトルを前半(16文字)と後半(16文字)の2部構成で考えます。

  • 前半には、最も強調したい「自分の感情+話題になるワード」を含めます。
  • 後半には、誰をターゲットにしているか(何に興味を持っている人か?何に困っている人か?)を示します。

2部構成に分けているのには理由があります。 釣りで例えると、前半がエサで、後半が針の役目になります。

エサとなる前半の16文字では、感情表現で共感を呼び、話題性のあるワードで気を惹きつける効果があります。

針となる後半16文字では、ターゲットを明示することで、あなたが読むべき記事だと確信させる効果があります。

このように32文字の法則でタイトルにエサと針で仕掛けを作っておくことで、読者を釣り上げることが容易になります。

例えば、 「MacBook Airのキー操作がわからん!Windowsユーザーが戸惑うショートカットキーまとめ(チートシート付)」 のタイトルを考えてみます。

全角32文字以内に含まれているのは

MacBook Airキー操作がわからんWindowsユーザーが戸惑うショート...

です。

前半部分で話題となるワードMacBook Airと、自分の感情「キー操作がわからん」が含まれています。

後半部分で誰がターゲットなのかがわかるWindowsユーザーが戸惑う」というワードを含めています。

WindowsからMacへスイッチした人の多くに筆者と同じ「キー操作がわからない」と思っている人が多いはずという想定のもとで考えたタイトルです。 さらに、MacBook Airを先頭にもってくることで新型MacBook Airに興味を持っている人にも読んでもらうことができます。

ワードの組み合わせによっては、次のようなタイトルにもできます。(括弧内は32文字をオーバーしている部分)

  • Windowsユーザーが戸惑うキー操作まとめ!MacBook Airのショートカッ(トキーがわからん)
  • ショートカットキーまとめ!Windowsユーザーが戸惑うMacBook Airのわ(からないキー操作)

しかし、 「MacBook Airのキー操作がわからん!Windowsユーザーが戸惑うショート…」 と比べてみると、前半に感情が含まれていない(32文字から溢れている)のでインパクトが薄く感じられます。

この微妙なワードの組み合わせ方で印象も変わり、訪問につながるかに大きな分かれ道になるのです。

SEOの観点からもキーワードがタイトルに含まれていることは重要です。

細かな表現にもこだわる

前半と後半の区切りには、!や?の記号が適切です。 これが、「。」や「−」「:」では前半の強調が薄れてしまいます。

英数字に関しては、できるだけ半角を使うべきです。 全角32文字は、半角だと64文字まで使えることになります。

さらに、TwitterFacebookでシェアされた場合のことも考えておきます。

ここでポイントなのが、 「シェアした人が発言しているように見えるタイトルにする」 ことです。

シェアした人の意見(コメント)が入っていると、ついついその意見に対して自分の考えと照らし合わせてみたくなり、アクセスしようと考えます。 しかし、みんながシェアの際にコメントを付加してくれるわけではないので、その人の意見が添えられているようなタイトルにしておきます。そうすると、単純にシェアしただけでも効果が高まります。

例えば、 「MacBook Air 買ってマジ良かった!Windows歴18年の僕がMacBook Airにインストールしたアプリ」 がシェアされた場合、「買ってマジ良かった」と書かれているので、一瞬、その人の感想のようにも見えます。

タイトルを決めるステップ

タイトルはいつ決めるのでしょうか?

最初から完璧なタイトルをつけようとしても、うまくいきません。 筆者の場合、タイトルは最初にブックマークされるまで改善をし続けるようにしています。

まず記事を書く前に、仮タイトルを決めます。 この時は、どんな内容の記事かが分かるレベルで良いです。

そして、記事を書いていきます。 記事を書いていく中でタイトルとズレが生じる場合があります。 その時は、記事の内容に合わせてタイトルを見なおします。

記事が完成したときには、タイトルに含めた方が良いワードがたくさんでてきます。 それらのワードを「ブログタイトル32文字の法則」で組み合わせを考えます。

最後に記事を公開するのですが、公開してからも読者視点で実際にページを眺めてみます。 ピンとこなかったら、タイトルを変更します。 納得がいったら、TwitterFacebookなどでフォロワーに発信します。

まとめ

「ブログタイトル32文字の法則」で説明した要点をまとめます。

  • アクセス数がアップするには、ソーシャルメディアの力が必要。
  • ソーシャルメディアでは、短い文字数で表現しないといけない。
  • 32文字のタイトルを前半(16文字)と後半(16文字)の2部構成で考える。
  • 前半には、最も強調したい「自分の感情+話題になるワード」を含める。
  • 後半には、誰をターゲットにしているか(何に興味を持っている人か?何に困っている人か?)を示す。
  • 前半がエサで、後半が針の役目。この組み合わせで読者を釣り上げる
  • タイトルは細部までこだわる。
  • シェアした人が発言しているように見えるタイトルにする。
  • タイトルは最初にブックマークされるまで改善をし続ける。

今回は、効果的なタイトルをどういった構成にすればよいのかをご紹介しました。

もちろん、他の要因(記事をアップする曜日・時間、サイトの構成、画像の貼り方など)もあり、必ずアクセス数がアップするわけではありませんが、タイトル1つで読者に与える印象は大きく変わることは事実です。

記事の内容はもちろん重要なのですが、読んでもらうためには、まずブログに訪問してもらう必要があります。

途中で釣りに例えてしまったので、「タイトルだけで釣ればいい」と思われてしまいそうですが、 それは違います!

いくらタイトルで釣っても、内容がそぐわなければ読者はシェアしようと考えません。 むしろ、次から訪問しなくなってしまうのでマイナス効果です。

「タイトルと本文の両方の質を上げる」

ことこそが、アクセスアップの近道です。

タイトルのつけ方は、ブログだけでなく、ウェブサイトを制作する場合でも同じことが言えます。

Googleでの検索結果でもタイトルは全角35文字ぐらいしか表示されません。 32文字の法則にしたがっていれば、検索エンジンで検索する場合のSEOとしても効果が期待できます。

読んでもらうためには、ターゲットユーザーを決めて、自らが感じたことを素直に伝えようという気持ちでタイトルを考えれば、読者に共感を与えることができ、結果的にアクセスアップにつながります。

それと、アクセス数が増えることで今まで気づかなかったことが分かってきます。それは、いろんなフィードバックが入ってくるということです。

はてなブックマークの数が増えてくると、ネガティブなコメントがつくこともあるでしょう。

しかし、このネガティブコメントを見過ごしてはいけません。 記事のどこがいけなかったのかが、的確に指摘されているので、「貴重な意見をありがとう」という気持ちで受け止めて、次に活かすようにしましょう。(正直、へこむこともありますが、自分にも言い聞かせる意味で)

この記事に関してもブックマークやコメントでフィードバックもらえるとうれしいですw

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それでは、また!